第109回シンポジウム 「金属学研究者と技術者のための3Dプリンタ科学・技術・造形事例」
開催期間
開催期間 | 平成30年10月5日(金)10:00~17:10 |
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※参加申し込み期間は終了しました
概要
概要 | Industrie 4.0やIoTなどの概念とともにAdditive Manufacturing(付加製造または積層造形)に関する研究が盛んになりました。金属系素材についても粉末床溶融結合法(Powder Bed Fusion: PBF)のブームが湧き上がってから数年を経ましたが,現在でも造形装置の進歩は目覚ましく,高速化・大型化および低価格化に向けた開発が進んでいます。マクロスケールの形状(部材形状),メゾスケール形状(ラティス構造)の設計指針が重要であることはもちろんですが,材料工学の観点からは,造形用粉末,造形材のミクロ構造(微視組織)に対する理解や制御が非常に重要になります。そこで,本シンポジウムでは,付加製造技術の現状,粉末開発の考え方,微視組織的特徴,アルミダイカスト用金型づくり,鋳造用砂型の造形,造形事例等について専門家の講師の方々のお話を伺います。また,パネルディスカッションを通じ,普段疑問に思っていることを講師の先生方にお尋ねいただくこともできます。多数の方にご参加いただきますようご案内申し上げます。 また,正会員(個人)の特典として正会員参加費をあらたに設定いたしました。この機会に正会員への入会をご検討ください(入会金なし,年会費8000円)。 |
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詳細 | プログラム(敬称略): 10:00 開会の挨拶 10:05~10:55 1.産業用3Dプリンタの現状と鋳造用砂型の造形 産業技術総合研究所 岡根 利光 金属3Dプリンタに関する世界的な潮流を概説。国内外の取り組み,3Dプリンタで造形した砂型を用いた複雑軽量部材鋳造技術についても解説。 10:55~11:45 2.積層造形用軽金属粉末の開発 名古屋工業大学 渡辺 義見 ヘテロ凝固機構により高造形性・高強度を実現する積層造形用金属粉末の開発について解説。 11:45~12:45 昼食 12:45~13:35 3.PBF法により造形されたアルミニウム合金の微視組織的特徴 名古屋大学 髙田 尚記 粉末床溶融法により造形されたアルミニウム合金の独特な微視組織的の特徴を解説。 13:35~14:25 4.PBF法により造形された金属材料の微視組織的特徴 大阪大学 小泉 雄一郎 粉末床溶融法により造形された各種金属(チタン,ニッケル,コバルト等)の独特な微視組織の特徴を解説。 14:25~14:35 休憩 14:35~15:25 5.PBF法で造形した金型内部水管の表面加工 金沢大学 古本 達明 PBF方式の金属3Dプリンタで内部冷却水管を有する金型を造形し,各種金型に適用することのメリットと課題について解説。 15:25~16:15 6.アルミニウム製品の造形事例と新合金開発 株式会社コイワイ 安達 充 レーザー方式のPBF法を用いたアルミニウム部品の造形事例と3Dプリンタを用いる造形方法の有意点を解説。併せて,積層成形における課題解決と用途拡大の一環から開発した新合金についても報告。 16:15~16:25 休憩 16:25~17:05 パネルディスカッション「金属3Dプリンタの将来展望」 世話人・講師全員 17:05~17:10 閉会の挨拶 (世話人:名古屋大学 小橋 眞,三菱重工業 濱崎 昌典,千葉工大 寺田 大将,東北大学 上田恭介) |
主催 | 一般社団法人軽金属学会 |
後援 | 公益財団法人軽金属奨学会 |
協賛 | 日本アルミニウム協会,日本マグネシウム協会,日本チタン協会,日本金属学会,日本鉄鋼協会,日本材料学会,日本機械学会,日本塑性加工学会,日本鋳造工学会,軽金属製品協会,軽金属溶接協会,資源・素材学会,自動車技術会,日本ダイカスト協会,溶接学会,日本顕微鏡学会,溶接学会,粉体粉末冶金協会,表面技術協会,日本バイオマテリアル学会(依頼中) |
会場 | 千葉工業大学津田沼キャンパス 5号館6階大会議室 交通:JR総武線津田沼駅南口 徒歩1分(東京駅から快速で28分) |
参加費 | 正会員10,000円 維持・協賛学協会員15,000円 学生会員1,000円 非会員25,000円 学生非会員6,000円 |
定員 | 60名 |