水素貯蔵・輸送用アルミニウム合金研究部会
部会名称
水素貯蔵・輸送用アルミニウム合金研究部会
部会長
一谷 幸司(株式会社UACJ)
研究の要旨
CN社会を実現するための手段として,水素利用技術の開発が進められている。アルミニウム合金は,軽量性,優れた低温での機械的特性,耐水素脆化特性を有することから,水素貯蔵・輸送用材料として一部使用され,今後の利用拡大が期待されている。しかし,これまでに使用実績のある合金は少なく,また特に高圧力下においては,使用が認められている合金は限られている。そこで,各用途における水素環境下(おもに極低温液体水素環境,常温高圧力水素環境を想定)での使用に適したアルミニウム合金を選定し,それらを使用するうえで必要な評価手法等について検討する。そして可能であれば,水素貯蔵・輸送用に特化した合金開発の端緒とする。
活動内容
(1)各用途に関する現状および基礎となる評価技術に関する情報共有(初年度)(2)共通試験材作製(初~2年度)
(3)各手法による共通試験材評価(2~4年度)
(4)評価結果に関する討論(2~4年度)
(5)取りまとめおよび報告書作成(最終年度)
活動報告
参加メンバー
大学・旧国立研究機関(含独立行政法人)・公設試験研究機関の関係者アルミニウム製造企業,輸送機器製造企業,高圧力/極低温容器製造企業,材料試験・評価企業
研究期間
4年間
開設年月
2025年6月
運営費
参加企業1社あたり年会費20万円
※大学・旧国立研究機関(含独立行政法人)・公設試験研究機関の関係者は参加費無料。
ただし,軽金属学会会員になることを要す。
問合・申込先
株式会社UACJ マーケティング・技術本部 R&Dセンター 基盤研究部材料基盤研究室 一谷 幸司〒455-8670 愛知県名古屋市港区千年3-1-12
Tel: 080-1119-8535 Fax: 052-651-8117 E-mail: ichitani-koji (at) uacj.co.jp