一般社団法人 軽金属学会

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アルミニウム製造副産物のアップサイクル研究部会

部会名称

アルミニウム製造副産物のアップサイクル研究部会

部会長

東北大学 平木岳人

研究の要旨

 国内のアルミ製造副産物(ドロス等)は90%以上が鉄鋼業で利用され、最終的にはスラグとして路盤材となる。しかし鉄鋼製品中の介在物増加やスラグの汚染、廃コンクリート増加によるスラグ需要の圧迫から、鉄鋼メーカーが引き受けられる副産物総量の減少が見込まれている。鉄鋼業以外の副産物需要市場開拓は、国内アルミ業界はもとより鉄鋼業が少ない東南アジアでのアルミ業界において急務の課題であるにも関わらず、現状ではメーカーによる取り組みは全くなされていない。
 本部会では、副産物の主成分である酸化物を安価で簡易に高純度化するアップサイクルプロセスを研究・議論し、耐火材原料やセメント原料等への市場開拓を実施する。

活動内容

  1. アルミ製造副産物排出過程と組成・構成相・粒径等の関係性調査
  2. 窒化物由来のアンモニアガスを発生させない湿式ハロゲン洗浄プロセス研究
  3. 高純度化された回収酸化物の分析・評価
  4. 回収酸化物に関する市場調査

活動報告

参加メンバー

  • 大学・旧国立研究機関(含独立法人)関係者
  • アルミニウムメーカー
  • セラミックスメーカー
  • エンジニアリングメーカーなど

研究期間

4年間

開設年月

平成30年4月

運営費

参加企業1社あたり年会費 10万円
※大学・旧国立研究機関(含独立行政法人)関係者の参加費は無料。
ただし,軽金属学会会員(年会費8,000円)になることを要す。

問合・申込先

東北大学大学院 金属フロンティア工学専攻 平木岳人
〒980–8579 仙台市青葉区荒巻字青葉 6–6–2
Tel: 022–795–7305
Fax: 022–795–7305
E-mail: hiraki@material.tohoku.ac.jp

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