一般社団法人 軽金属学会

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3月23日 創立70周年記念事業 第122回シンポジウム「最新のチタン材料技術と製品への応用」

~さまざまな分野で活躍が期待されるチタン~

開催期間

開催期間 2022年3月23日(水) 10:00~17:00

※参加申し込み期間は終了しました

概要

概要チタンは優れた耐食性,機械特性を有することに加え,近年,適用が急拡大しているCFRPとのコンパチビリティも良好であることから,航空宇宙をはじめ,プラント,自動車/二輪車,建築など,あらゆる産業の構造体,機能部品への適用が進められています。一方,その材料的な特殊性から,現行の素材製造プロセスは複雑となり,製造コストも他の軽合金に比べると割高であることから,精錬を含めた素材製造の低コスト化,環境対応技術開発も盛んに行われています。
本シンポジウムでは,チタン製造から製品への応用まで,幅広い分野における専門家の方々から関連技術の動向,開発適用事例などを紹介していただきます。本分野に関心のある,多数の皆様のご参加をお待ちしています。
詳細プログラム(敬称略):
10:00~10:10 開会の挨拶・連絡事項 企画委員
10:10~11:00
1. チタン製錬/溶解技術と今後の取り組み
   東邦チタニウム株式会社 針生 修一
当社でのチタン製錬方法(クロール法)と溶解方法(VAR,EBCHM)を概説するとともにカーボンニュートラルに向けた取り組みを紹介する。

11:00~11:50
2. チタン合金の高機能化のための基礎技術
   日本チタン学会会長 新家 光雄
プロセス制御による組織制御や合金元素制御による析出強化,微細粒強化,加工強化,固溶強化や複合強化等金属材料で基本となる強化機構,さらにはTRIP(変態誘起塑性)やTWIP(双晶変形誘起塑性)等の変形誘起塑性現象を利用したチタン合金の力学機能,耐摩耗機能および生体機能の高機能化について概説する。日本チタン学会の紹介も行う。

13:00~13:50
3. チタン合金の航空機構造への適用
   株式会社SUBARU 谷嶋 真一
航空機への使用が増加しているチタン合金について,航空機設計の側面から,その特徴を概説する。

13:50~14:40
4. 航空エンジンにおけるチタン合金の適用および技術動向
   株式会社IHI 塚田 理之
航空エンジンの飛行安全部品(LLP: Life Limited Parts)に適用されるPQ(PremiumQuality)チタンの現状と今後の課題について紹介する。

14:50~15:40
5. チタン合金が拓く二輪車の世界
   本田技研工業株式会社 笠鳥 晋司
高性能2R車に必須の軽量・高強度なチタン合金を広く量産車に適用するため行ってきた開発内容について紹介する。

15:40~16:30
6. カーボンニュートラルに貢献する高伝熱チタン板HEET®
   株式会社神戸製鋼所 今野 昂
再生可能エネルギーの海洋温度差発電において,深層と表層の海水温度差をエネルギー源として利用するためのプレート式熱交換器に適用され,プラントの発電効率向上に貢献する高伝熱チタン板(HEET®)について紹介する。

16:30~16:50 総合討論・まとめ
16:50~17:00 閉会の挨拶 企画委員

(世話人:三菱重工業株式会社 高橋孝幸,東北大学 上田恭介,株式会社IHI 堀内俊希,株式会社本田技術研究所 谷畑昭人)
主催一般社団法人軽金属学会
後援
協賛日本アルミニウム協会,日本マグネシウム協会,日本チタン協会,日本金属学会,日本鉄鋼協会,日本材料学会,日本機械学会,日本塑性加工学会,日本鋳造工学会,軽金属製品協会,軽金属溶接協会,資源・素材学会,自動車技術会,日本顕微鏡学会,粉体粉末冶金協会,日本航空宇宙学会,日本航空宇宙工業会,日本鉄道車輌工業会,新構造材料技術研究組合(依頼中)
会場Webexミーティングによるオンライン開催
参加費正会員(個人会員)2,000円  維持会員・協賛学協会員3,000円  学生会員500円  一般4,000円  一般学生1,000円
定員100名(参加申込締切:3月16日(水))※テキストは事前送付します
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