2月26日開催 第135回シンポジウム「アルミニウム産業におけるGHG 排出量削減取組みの最前線」
開催期間
開催期間 | 2025年2⽉26⽇(水)13︓00〜16︓25 |
---|
概要
概要 | 気候変動に関する政府間パネル(ICPP)の第6次評価報告書(2021 年)では,過去5 年間の気温は1850 年以降,もっとも⾼かったことが報告されました。またその後,2023 年の世界平均気温は観測史上最⾼を更新しています。⽇常⽣活を通して実感できてしまうほどの急速な地球温暖化の原因は,CO2 をはじめとする温室効果ガス(GHG)排出量の増⼤であるとされ,その排出量の⼤幅な削減の実現が喫緊の課題となっています。アルミニウム産業においても,この課題は無関係ではなく,ボーキサイト採掘・アルミナ製造・アルミニウム製錬・展伸材/鋳物材製造・使⽤済み製品リサイクルという⼀連のマテリアルフローの各所においてGHG 排出量削減の取組みが,鋭意進められています。アルミニウム産業が今後とも発展し続けるためには,この⼀連のマテリアルフロー全体でのGHG 排出量を,地球温暖化に影響しないレベルにまで極限的に下げていく必要があります。そのためには,これまでの個別の取組みでは限界があると予想され,アルミニウム産業に携わる研究者や技術者などが,マテリアルフロー全体についての理解を深めて,相互に協⼒することが必要と考えられます。そこで本シンポジウムでは,国内外のアルミニウム産業におけるマテリアルフローの各所からキーパーソンを講師としてお招きして,GHG 排出量削減の取組みの最新状況を中⼼に講演いただきます。同じアルミニウムのマテリアルフローに属しながらも⽇頃なじみの薄い分野を中⼼に,最新の取組み状況についての知⾒を深めていただき,今後のさらなるGHG 排出量削減の実現のための⼀助としてお役⽴ていただきたく,多数のご参加をお願いします。 |
---|---|
詳細 | プログラム(敬称略)︓ 13:00〜13:05 開会の挨拶,シンポジウム全体説明 企画委員会委員⻑ 13:05〜13:55 1. リオティントのサステナビリティへの取組みとサプライチェーンを通じた協業 リオティントジャパン株式会社 相 雄⼀郎 ボーキサイト→アルミナ→アルミ地⾦という上流における脱炭素化を中⼼に,リサイクル強化も含めたサステナビリティ全般への取組みと,サプライチェーンを通じた協業に向けた取組みについての現況を紹介する。 13:55〜14:45 2. グリーンアルミのサプライチェーンと需給情勢 住友商事株式会社 早川 ⼀樹 アルミニウム産業におけるGHG 排出の現状と,その削減オプションについて説明する。加えて,各国における削減に向けた取り組み状況について概説する。 14:45〜15:00 休憩 15:00〜15:50 3. Hydro 社のアルミニウムリサイクルにおける脱炭素への取り組み Hydro Aluminium Asia Pte Ltd ⻫藤 健 アルミリサイクル,またそれに伴う製品開発の考え⽅,重要性を含めアルミ産業の中下流を中⼼に,脱炭素へ向けた取り組みを紹介する。 15:50〜16:20 4. 国内外におけるアルミニウム鋳物材リサイクルの取組み 株式会社ホンダトレーディング 松下 智⼀ ⾃動⾞⽤の鋳物材を中⼼に,国内外におけるアルミニウム合⾦のリサイクルの現状と今後の取組みを紹介する。また,EV 化(軽量化)に伴う課題についても述べる。 16:20〜16:25 閉会の挨拶 柴柳 敏哉(世話⼈) (世話⼈︓富⼭⼤学 柴柳 敏哉,富⼭⼤学 李 昇原,株式会社本⽥技術研究所 渡邊 博之,株式会社UACJ ⼀⾕ 幸司,株式会社神戸製鋼所 木村申平) |
主催 | 一般社団法人軽金属学会 |
後援 | |
協賛 | ⽇本アルミニウム協会,⽇本マグネシウム協会,⽇本チタン協会,⽇本⾦属学会,⽇本鉄鋼協会,⽇本材料学会,⽇本機械学会,⽇本塑性加⼯学会,⽇本鋳造⼯学会,軽⾦属製品協会,軽⾦属溶接協会,資源・素材学会,⾃動⾞技術会,⽇本ダイカスト協会,⽇本溶接協会,溶接学会,粉体粉末冶⾦協会,⽇本顕微鏡学会,表⾯技術協会,⽇本チタン学会(依頼中) |
会場 | 貸教室・貸会議室 内海 3F 教室(〒101-0061 東京都千代⽥区神⽥三崎町3-6-15 東京学院ビル) ※JR⽔道橋駅⻄⼝徒歩1分 ※受講者の参加状況によって会場変更の場合もあります。最新情報は随時,HP等でご案内します。 |
参加費 | 正会員10,000円 維持・協賛学協会員15,000円 学⽣会員1,000円 ⾮会員20,000円 学⽣⾮会員2.000円 |
定員 | 100名 |