一般社団法人 軽金属学会

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エッセイ

ドイツの空

平成20年9月12日掲載

津田 峻輔

山梨大学大学院
医学工学総合教育部
自然機能開発専攻 修士課程1年
2年

 

 この度、第114回軽金属学会春期大会のポスターセッションにて、優秀ポスター発表賞という名誉ある賞をいただけたことを大変光栄に思います。

 私は佐賀大学理工学部機械システム工学科大野研究室に所属しています。研究室は大野信義教授、森田繁樹助教、博士後期課程1名、博士前期課程8名、学部生8名、研究生1名の計20名で構成されており、主に材料の物理的・機械的特性の評価に関する研究を行っています。具体的な研究テーマとしては「宇宙ステーション用潤滑剤の軸受寿命試験による評価」など主に潤滑油のトライボロジーや、マグネシウム合金の変形・破壊挙動の解明が挙げられます。この中で私は、森田繁樹助教とともにマグネシウム合金展伸材の繰返し変形挙動および疲労特性に関する研究を行っています。現在、大野研究室では私を含め4名がマグネシウム合金の研究に携わっています。まだ研究を始めて3年余りということもあり、大変な事も多々ありますが精一杯がんばっています。

 ポスター発表についてですが、私は、昨年の春季大会にもポスター発表で参加させていただきました。その時、ポスターを見に来てくださった方からの質問の意味がわからないという事が多々あり、非常に悔しい思いをしました。この時、私は自分の研究について理解しているつもりだったのですが、おそらく自分の研究を客観的に見ることができていなかったのだと思います。今までにこの分野についてどのような研究がなされているか?また、その中で自分の研究のユニークな点は何なのか?ということを理解していなかったのです。
 そして今回、二度目のポスター発表にあたり前回よりも良い発表を、と考えていたのですが、緊張し3分間スピーチで失敗をしてしまいました。前回よりもきちんと勉強してきたという自信があった分、3分間スピーチでの失敗は悔しかったです。そんな事もあり、今回優秀ポスター発表賞をいただけたことは予想外でしたが、非常に嬉しく思います。これを励みに残り半年、自分の研究に打ち込んでいきたいと思います。

 最後になりましたが、この場をかりて、日頃から丁寧なご指導を賜っております大野信義教授、森田繁樹助教、佐賀県工業技術センターの方々に感謝の意を表したいと思います。

 
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