軽金属のお話

マグネシウムの歴史

2.マグネシウムの資源

 マグネシウムを含む鉱物は230余存在していますが、それらから経済的にマグネシウムを生産するためには、Mg含有量が高いだけでなく、鉱石の埋蔵量が十分なければなりません。その点で、現在のところ、マグネサイト(Magnesite、菱苦土鉱)、ドロマイト(Dolomite、白雲石、苦灰石)、カーナライト(Carnalite)、セルペンタイン(Serpentine、蛇紋岩)、海水(Seawater;苦汁、Better)、ブライン(Brine、鹹水、塩水)などマグネシウムの原料とみられています。これらの資源の存在は各国ごとまたは各地域によって異なり、わが国ではドロマイドおよび海水が有力な資源です。