軽金属のお話

ひとそだてる

 軽金属が「人を育てる」?不思議に思いませんか。もちろん、金属が人を育てるのではありません。軽金属を中心に集まっている人たちが「人を育てる」のです。その集まっている人たちは、大学の先生、企業の研究者・技術者、学生さんたちです。軽金属をより強く、より軽く、よりエコに、より地球にやさしくするために、研究し、技術開発している、その人たちが、より良い軽金属を作るために、研究仲間を増やすために、若い人たちに軽金属のすばらしさを知ってもらうために、そしてあなたに軽金属に興味を持ってもらうために、以下の支援を行っています。

ロボコン支援

 高専生や大学生の間で人気の、ロボットコンテスト(通称ロボコン)に出場するロボットを作るときに必要となるアルミニウム材料を支援しています。軽いアルミニウムは、素早い動作をするロボットを作るためには必須の材料です。

エネコン(「エネルギー利用」技術作品コンテスト)での表彰

 小学生、中学生、高専生の個人や団体を対象とした、技術教育創造の世界「エネルギー利用」技術作品コンテストを応援しています。
創造性を発揮して、アルミニウムの特性を活かした製作を行い、学術的にも優れている作品に対して、軽金属学会会長賞を授与して表彰しています。

体験学習の開催

 アルミニウムなどの金属を使って、その特性を楽しく学べる実験やゲームを体験してもらうことを通して、素材に興味をもっていただく体験学習を、アルミニウム素材メーカーなどで行っています。

体験学習実施例
「おうちで電池を作ってみよう」木炭電池と硬貨電池
「磁石パイプ」

研修事業(若い技術者の技術力アップ支援)

 アルミニウムなどの軽金属を扱うための技術力のポテンシャルアップを図るために、講座やシンポジウムやセミナーなどを通した各種の研修事業を用意しています。

インターン(大学生への応援)

 就職前の実務経験や産業現場の理解を深めるために、実際の企業で大学生が短期間の実習を経験することを支援しています。

支部活動(軽金属学会会員への支援)

 ポテンシャルアップや人的ネットワークへの構築を支援するために、全国に8つの支部(北海道、東北、北陸、東海、関西、中国四国、九州)を設け、様々な活動を行っています。

研究部会活動(軽金属研究への支援)

 軽金属の基礎研究や産業発展のために必要な研究課題を選び、研究部会を設け、学術発展と会員相互の情報交換の場として活動しています。

成果の発表と交流(研究発表の場の提供)

春秋の公演大会や国際会議、会誌「軽金属」への投稿を通して技術成果や研究成果の発表と、交流を活発に行っています。